整頓するだけで、お客さま満足度が高まる(定置管理)
飲食店は、
店舗(現場)に従事する方が主役です!
“感動”を世界に広める、
最高のアドバイザー
最強のコーポレーターであれ!
をスローガンにし、
研修やワークショップを通して
お手伝いをしています。
雑然とした現場に立ち会わせたので、
すこし書いておこうと思う。
「あれ、ここにマドラーおいてあったよね」
「レードルどこ?」
「紙ナプキンのストックどこだっけ?」
などなど、、、
何かの作業をする前に、
使用するモノを探すことから
始めている場面が良くあるのではないだろうか。
モノの置き場所が決められておらず、
探すムダ
取り出すムダ
戻すムダ
といったムダが多く発生している。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)
が行動レベルに
落とし込まれていない一例だ。
職場環境を整えることは、
5S活動が必須で、
5S活動は、
お客さまの満足度向上につながるのだ。
5Sの「整頓」の領域に、
「定置管理」がある。
決められた場所に、
決められたものが、
決められた数
保管され、
誰がみてもわかるように
保管されている状態が、
定置化されている状態が、
維持されていることをいう。
多くの現場で、
「定置管理」をすすめている形跡をみる。
たとえば、
いろいろな場所に、
モノの名前が書かれた
ラベルシールが貼られている。
しかし、
「塩」と書かれている場所に、
なぜが、
「片栗粉」があったり、
そもそも食材がおいてなかったり、、、
○○と書いてある箱に、
まったく違ったものが入っていたり、、、
行動したものの、
定着せずに、
そのまま放置されている
といった現場は少なくない。
「元の位置に戻さないとダメ!」
と、繰り返し繰り返し、言い聞かせてるが、
「なかなか定着しないんです」
と、嘆く現場スタッフの方が多い。
なぜ、「定置管理」は定着しないのか?
「定置管理」の意味、目的、なぜべきなのか、
腑に落ちていないのではないだろう。
「定置管理」をするめることで
得られるメリット(良い点)、効果はなんだろう?
先ほども少し触れたが、
そもそも、
「定置管理」、モノの定置化は、
お客さまの満足度を向上させる活動
多くのお客さまを笑顔にしたり、
心地よい雰囲気を作ったり、
お食事を楽しんでいただく空間を作ったりする、
現場の“仕事”に集中する時間を生み出し、
「顧客 “感動” 満足度」を上げる
というのが目的である。
□探すムダ
A:さっき、Bさんが使っていたから、
Bさん的には、○○のあたりにおいてるな、
あっ、ここじゃなかった。
じゃあ、△△のところかな。
あっ、あった。
□取り出すムダ
○○を使うんだけど、
いつも××が前においてあって、
この××は、全然使わないから、
こんなところにあってもしょうがないんだよな、、、
□戻すムダ
A:どうしよう。どこに置こうかな。
あっ、ここに置いてあれば使いやすいかな。
B:Aさんが置いてあるところって、なんか使いにくいな。
こっちのほうがいいや。
使い始めと違う場所だけど、まっ、いいか。
(同じようなことが、CさんやDさんで発生)
(そして、その繰り返し、、、、、)
「定置管理」をすすめることで、
「ムダ」をなくすことができ
1分1秒を無駄にしない活動ができる。
まずは、
「定置管理」の意味、目的を、
全体ミーティングや
個別面談などで、
理解を図る。
そして、
モノの整理をし、
いらないモノ・いるモノを分け、
いらないモノは捨てる。
利用頻度の高いもの・低いものを分ける。
ストック数を決める。
使用頻度、使用量など考慮して、
作業スペースや、
ストックスペースの使い方を検討する。
必要に応じて、
整理棚を使ったり、
突っ張り棒を活用したりして、
空間を利用する。
どのように置いておくか、
箱ごと、
姿置き、
ポーション分け、
…
置き場所の棚割りを決め、
取り出しやすい工夫、
戻しやすい工夫をする。
環境をしっかりと整え、
目的を理解し、
強い意志をもって、
全員で、意識して取り組む。
全員が一丸となって、
「定置管理」をすすめ、
お客さまに対する時間をより多く生み出し、
感じの良い、繁盛する「魅せ」づくりをしていきましょう!
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